特徴

感覚フォーカス型セルフコーチングの特徴

①感覚を頼りに、自分の中にある答えを見つける

頭で考えていることではなく、自分自身が感じていることを起点に、そこから答えを見つけていくというアプローチです。

②必要なものはすでに自分の中にあるという前提がある

自分にとって必要なことはすでに自分の中にあって、身体感覚がそのサインを出しているという考えに基づいています。

感覚フォーカス型セルフコーチングが有効な場面

①無意識の領域にアクセスしたい

「頭で考えていることと本当に思っていることは違う気がする」など、普段の思考では捉えられないことを確認したいときに活用することができます。

②漠然とした不安やもやもやがある

漠然としたことはいきなり言葉にしようとしても、本当にそこにあるものを表現できないということが起こります。まずはじっくりと感じるということで、そこにあるものに気づくことができます。

③何かがおかしいと感じるが何がおかしいか分からない

「何かがおかしいと感じる」というのは、私たちが頭ではなく本能的・無意識に何かに気づいているということです。身体感覚を感じることが、無意識の領域につながる後押しになります。

④他者からの期待などではなく、自分が大切にしたいことを確認したい

私たちは普段、無意識のうちに他者からの期待や社会の慣習に則って思考をしています。自分の外側にある基準ではなく、自分自身の大切にしたいことを確認したいときは、内なる感覚に意識を向けることが有効です。

アメリカの心理学者カール・ロジャースと共同で研究を行なっていたユージン・ジェンドリンと研究チームは心理商法で成果がある人とない人の違いを見つけました。

成功するクライアントは、自らの抱える問題について、非概念的な、身体で感じられた体験に触れることができ、そこから話すことができる能力を持っていたのです。 ー『マインドフル・フォーカシング 身体は答えを知っている』より

身体的な感覚を言葉にすることで本質的な気づきや変化を後押しすることができます。

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