限界
①物事を俯瞰する分、自分の感情とは切り離されることがある
世界を4つの象限で捉えると、今までとは違った視点からものごとを捉え、新しい選択肢を出すことができます。一方で、それはあくまでものごとであるため、自分の心とつながっている選択肢かは別の検証が必要になります。
②様々な選択肢が出てくるが、優先順位づけが難しい場合がある
様々な選択肢が出て思考を発散させることに向いている反面、自分の中に判断の基準がない人にとっては出てきたことに優先順位をつけることが難しくなる場合があります。
③認知のバイアスによって、優先順位等が歪められる場合がある
人は、自分が上手くいかないことは環境が原因だと考える一方、他者が上手くいかないことはその人の内面が原因だと考えるという認知のバイアスがあります。これによってフラットな選択肢を考えることが難しくなります。
③内面的な領域を捉えるのが苦手な場合がある
私たちは普段、目に見えるものや計測可能なものに意識を向けがちです。内面的な領域は計測が難しく扱いづらいため、無意識のうちに優先度や重要度が下がってしまう場合があります。
参考書籍: 『インテグラルシンキング 統合的思考のためのフレームワーク』
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