それぞれのモデルがアプローチする領域

先ほどの行動のメカニズムの図にセルフコーチングの5つのモデルが、それぞれどの領域にアプローチするかということを加えてみるとこのようになります。

目標フォーカス型セルフコーチングでは主に意識で捉えられる、行動の領域を扱います。 欲求フォーカス型セルフコーチングでは感情と欲求を扱いますが、これらは普段、意識をしていないことも多く含まれています。 プロセフォーカス型セルフコーチングでは、普段意識に上がることの少ない、自分自身のものごとに対する意味付け(価値観)や思考のプロセスそのものを扱います。 感覚フォーカス型セルフコーチングでは、普段意識していない、無意識とつながることを行います。 そして俯瞰型セルフコーチングでは意識で捉えられる世界を幅広く扱います。

これらは特にどれが優れているということはありません。 ただ、行動のもとには感情があり、感情のもとには欲求や価値観があるということから、目標や行動だけ扱っても上手くいかない場合には、他のモデルを使ってみるというような使い分けや組み合わせが必要になってきます。

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