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最終更新
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「何で何回言っても伝わらないんだろう」 「何で私はこんなに毎日怒ってばっかりなんだろう」 「もっとおだやかな気持ちで過ごせたらいいのに」
周囲の人とのコミュニケーションが上手くいかないと、そんな気持ちが起こります。
では、周囲の人とのコミュニケーションをもっと上手くいかせたり、より良い関係性を築くにはどうしたらいいのでしょうか?
私たちは普段、無意識に相手を評価したり判断したりするということが身についています。
それは、小さい頃、自分の身を守っていくために必要だったことであり、とても自然なことです。
しかし、放っておくとさらに、相手の考えや感情を予測し、それに対して期待や不満が生まれるということが起こります。
その期待や不満を解消するために相手に何かを強要したり、諦めてしまうということが起こります。
そんな風にしていると、相手に対するコミュニケーションは攻撃的もしくは防衛的なものになります。
そんなコミュニケーションを取っていると、相手も同じように攻撃をしようとしてきたり、自分自身を守ろうとするということが起こります。
残念ながらそれでは、良い関係を築くことはできません。
ではどうすればいいか。
まずは、相手への評価や判断をするのではなく、事実を観察することから始めてみましょう。
実際に起こっていること、自分に見えているもの、聞こえているものを捉えてみます。
そして今度は、「それに対して自分がどう感じているか」を観察します。
そうすると、そこには色々な感覚や感情があることに気づくでしょう。
さらに、その感覚や感情の奥にはどんな欲求や想いがあるかも感じてみてください。
そして、その欲求や想いを実現するためにはどうしたらいいのか、自分にはどんな行動ができるか、相手にはどんな提案ができるかを考えてみましょう。
「私はこんな想いがある。だからこうするのはどう?」と相手に伝えることができれば、相手も「そうだったのか。だったらこんなことができるかな」とそれに対して自分ができることを考えることができます。
身近な人ほど「分かってくれているはず」という気持ちが強くなります。
しかし、どんなに長い時間を共に過ごしていたとしても、それぞれは違う人間。 欲求や想いも違います。
どんなに「分かっている」と思う相手でも、コミュニケーションを取り続けるということが必要なのです。
相手に自分自身の欲求や願い、提案を伝えるためには、まずは自分が自分の欲求や願いをしっかりと捉えるということが必要です。
しかし今、私たちはたくさんの情報に囲まれたり、相手の反応や評価を気ににする中で、自分自身の感情や欲求を捉えづらくなってしまっています。
自分自身の欲求や願いに気づくためにおすすめなのが欲求フォーカス型セルフコーチングです。
まずは、見えているもの、聞こえているものを観察し、そこから、感じていることや欲求に目を向けていきましょう。
そうすれば、自分にできる行動や相手に対する提案を見つけやすくなります。