限界
①目標や現状の見積もりに誤りがあると、いくら行動しても本当に実現したいことが実現できない
人はそれぞれのフィルター(思い込み)で世界を見ています。そのため、自分自身の思い込みに気づかないままゴール設定や現状の見積もりを行う場合があります。その状態で行動を設定しても行動が無駄になってしまいます。
②目標や行動が本当にやりたいことでないと行動が起きづらい
人は無意識に他者や社会からの期待に沿った目標を設定することが多くあります。それが本人の本当に実現したいことと重なっている場合は問題ありませんが、そうでない場合、結局行動が起こらないということになります。
③無意識レベルで行動の障害になっているものに気づきづらい
行動フォーカス型には「やることとその方法が明確になれば人は行動する」という前提があります。実際のところ人はもっと複雑です。自分の深層に目を向けないままだと結局現状は変わらないということも多くあります。
④論理的や合理的でないことに対する対処が難しい
人はそれぞれの経験や価値観・感情に基づいて行動しています。その中には他人から見ると論理的や合理的でないものも多くあります。行動という目に見えるものだけに焦点を当てても解決しないことがあるのです。
⑤変動性が高い状況において設定した目標の価値自体が変わる場合がある
現在、社会は非常に不確実で複雑な状況になっています。そんな中では設定した目標の価値自体が変わってしまうということも起こります。そのため短いスパンで目標や行動の価値の検証をすることが必要となります。 参考書籍:『コーチングの基本』
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