関心を持っていることを伝える対話

続いて自信を後押しするための対話について考えてみましょう。

自信を後押しすることにつながるのは、「関心を持っていることを伝える」ということでした。

では、相手に関心を持っていることを伝えるにはどうしたらいいでしょうか?

ぜひここでまた思い出してみてください。

▼これまで、上司や周囲の人に「関心を持たれているな」と感じたのは、相手のどんな行為からでしたか?

▼その中でも、オンラインでもできることはどんなことでしょうか?

関心を持っていることを伝えるためにできること

①仕事や勉強の進捗について聞く

「今取り組んでいること」「今日取り組むこと」を聞くというのも、相手に対して関心を持っていることを伝える関わりの一つです。もうすでに自信がしっかりとある人であればわざわざ聞かないという選択もありますが、相手がまだ自信を持っていないのであれば、関心をしっかりと向けることが自信を持つ後押しになります。 その際は、 ・今日は何に取り組む? ・今日特に力を入れたいことは?

などの問いを活用することができます。

②変化を見つけて伝える

安心をつくるための対話でも「変化に気づいてそれを伝える」というものがありましたが、ここで言う変化は仕事や勉強の取り組み内容や取り組み方についての変化です。

例えば ・今日やることを自分で整理できるようになったね ・一日で取り組むことが少しずつ増えているね ・自分なりの工夫を盛り込むようになっているね

などなど。ついついそれを「いいね!」「素晴らしね!」と言いたくなりますが、相手に関心を持っていることを伝えるために評価は必要ありません。「あなたのことをよく見ているよ」ということを伝えるためには、変化していることそのものを見つけて伝えるだけで十分なのです。

③相手が以前話していたことに関係のある情報や話題を伝える

相手に関心を持っていることを伝えるためには、「相手の話を覚えている(ことを伝える)」ということも重要です。

例えば ・相手が前日(以前)ぶつかった課題のヒントになる情報や書籍を紹介する ・相手が紹介してくれた書籍や映画の感想を伝える などは、「あなたの発していることに興味がありますよ」「あなたの前進に関心がありますよ」ということを伝えることにつながります。

最終更新